怒りをコントロールする

今回は怒りをコントロールすることについてお話ししたいと思います。

明石市の泉市長が、自分の暴言を理由に今期限りで引退することを発表しました。今回は議員への暴言問題ですが、4年前には職員に対して暴言を吐いて一度辞職、再選されるということもありました。

 今回の引退の記者会見の中で市長は「恥ずかしながら4年前の件を受けてアンガーマネジメントの本も読んで、6秒数えるなど自分なりにはなんとかやってきたつもり。完全にキレてしまったので、市長としてはあるまじき行為でした。」と発言しています。

この中に出てくる言葉「アンガーマネジメント」って何でしょうか。

アンガーは怒りで、マネジメントは管理、つまり怒りを管理する手法のことなのです。

怒りという感情は、喜びや悲しみと共に人間が生来持っている感情で、それ自体が悪いわけではありません。ただし、多くの人間が共同で事に当たるビジネスの場では、怒りの感情が悪影響になることが多々あります。

このようなことから、怒りを否定するのではなくコントロールすることにより、よい人間関係を築こうというのが「アンガーマネジメント」なのです。

シムコンサルティングでも、パワーハラスメント対策の中で「アンガーマネジメント」を活用しています。

その手法は色々とあるのでこの場では割愛しますが、一つだけ覚えておいていただきたいのは、ビジネスの場では怒りをコントロールすることが大切だということです。

怒りを上手にコントロールして、働きやすい職場作りに努めてみませんか。