人への投資の時代

 

8月7日の日経新聞のトップに「人への投資が企業価値を左右」という記事が載りました。投資家の間では、社員の能力や人材戦略を見極めなければ企業の価値は測れないという見方が強まってきているそうです。

この記事の調査によると、人材開発など人的資本の充実に力を入れている上位の企業の株価上昇率は、下位の企業の7割高ということになったとのこと。この数字を見ると、人への投資は、企業にとって非常に重要なテーマであることが判ります。

 

また、企業価値を測る指標は、今は財務諸表が中心ですが、それにプラスして、人材に焦点を当てた企業価値判断が進んでくると思います。実際に、岸田文雄政権の「新しい資本主義」の中でも、研修時間や費用、従業員の多様性といった「人材」に関する内容について、企業の情報開示を求めることになるそうでです。

従業員の能力を伸ばし、社員が働きがいを感じる企業となっているかどうかが、企業価値を図る重要な視点になってきているのです。

これからの時代は「人を活かす経営」が求められます。ぜひ、社員の育成やモチベーション向上に目を向けてみませんか。